2021年02月03日

2020年度Best Act オンライン開催情報

関西で上演された芝居の中から、観客が本当に「面白い!」と思った芝居&役者のベスト3+再演作品を話し合いで決める「関西Best Act」(このイベントの趣旨などにつきましては、コチラをごらんください)。

例年は、上半期・下半期に分けて開催していますが、今年は新型コロナウイルスの影響で、特に上半期は上演された作品が圧倒的に少ないという状況を受け、通年で選出することにいたしました。 ただし例年のように、大勢が会食しながら話し合うというスタイルは感染リスクが大きいので、Zoomでのオンライン開催に踏み切ることにいたしました。

今年に入って、オンラインの演劇が急増した状況を受け、今回から「オンライン演劇部門」を設けることになりました。劇場に観客を入れて実際に舞台で演じた作品は「フィジカル演劇」、無観客やパブリックビューイングなどで上演した作品は「オンライン演劇」と区別させていただきます。

作品部門においては、フィジカルはベスト3まで、オンラインはベスト1のみ決定します。オンラインは全国の演劇を鑑賞することができますが、「関西の演劇」を対象とした企画である都合上「関西で上演が行われた作品」あるいは「関西の劇団or関西在住の作家・演出家が企画した作品」に限定させていただきます。
※たとえば、多地域の俳優が参加したZOOM演劇などは、主催者や作・演出を行った人が関西在住の場合「関西の演劇」とカウントいたします。関西の俳優が多数出演していても、企画者や作・演出家が他の地域在住の場合は、対象外といたします。その他イレギュラーな作品が浮上した場合、話し合い参加者の討議によって、対象の可否を決定いたします。

役者部門は、フィジカル・オンライン・再演の区別なく選出できるものとします。再演作品の基準については、コチラをごらんください

 

日時:2021年2月27日(土)19:00~21:00予定(途中参加・退出OK)

参加費:無料

 

諸条件など:

●参加資格は「該当期間に、関西の芝居(演劇・ダンス・ミュージカルなど含む)を5本以上観劇した人」です。

●話し合いに参加を希望される方は、開催前日の午後6時までに、Zoomの招待送付を希望するメールアドレスをお知らせください。

●見学のみの参加は、特定媒体での掲載を前提とした取材以外は受け付けておりません。

投票のみの参加も可能です。その際は、コメント欄 or 下記連絡先までフィジカル演劇&役者(該当する公演名も添えてください)のベスト3、オンライン演劇&再演作品ベスト1をお送りくだされば、話し合いの中で反映させていただきます。簡単な理由も添えていただくと嬉しいです。

●参加される方も、当日の話し合いをスムーズにするため、あらかじめ全てのベストを決めた上で臨んでください。

●今回の結果は当サイトで紹介させていただくと共に、いずれかの媒体で記事にさせていただくこともあります。その際話し合い中の発言が、記事に反映される場合があることを、あらかじめご了承ください。

 

連絡先:m-yoshinag(あっとまーく)m01.fitcall.net

※メールを送信する際は、(あっとまーく)を@に変えて使用してくださ い

※ツイッターのアカウント(@Yoshine_A)にメンションを送る形でも受け付けております。


初めてのオンライン開催で、なにかと不備がでるかかと思いますが、なにとぞ御理解の上、ご協力をお願いいたします。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。



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2020年06月04日

2020年度上半期Best Act 中止のお知らせ

半年ごとに話し合いに参加してくださる皆様、投票する皆様、いつもお世話になっております。

 

20087月以来、半年に一度開催してきた「関西Best Act」の話し合いと投票ですが、新型コロナウイルスの影響で、劇場での演劇公演がほとんど行われていないという現状を鑑みて、2020年上半期の話し合いは中止することにいたしました。


一日も早くこの状況が落ち着き、再び劇場に明かりが灯り、皆様が足を運べるようになり、また話し合いができる日が来ることを、心から願っています。

 

関西Best Act仕掛人 oto・よし姐



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2020年04月03日

2019年下半期のBest Act

dull

 
【作品部門】 
1.DULL-COLORED POP福島3部作・一挙上演
2.iaku『あつい胸騒ぎ』
  サファリ・P『怪人二十面相』
  ももちの世界『カンザキ』

  ※同順位の作品はユニット名50音順で表記。
 
作品部門は、上記4つの作品がほぼ均等な評価を集めたが、福島第一原発をめぐる50年に渡るドラマを、ターニングポイントとなる3つの時代に分けて描いた物語を一挙に上演した、DULL-COLORED POPの大阪公演がわずかにリードして、初のベストに輝いた。関西圏以外の劇団の作品がベスト1に選ばれたのは、NODA・MAP『THE BEE』が2012年の上半期ベストに選ばれて以来7年ぶり。「それぞれの時代でテイストを変えた3作品を、一気に観ることで圧倒感が増した」「3.11という最大のネタバレを知っていても、人間関係のゴタゴタが不幸を巻き起こす様に惹きつけられた」と熱い評価が寄せられた。
2位は「どれも甲乙つけがたい」という理由で、3作品が同率2位に。若くして乳がんになった娘とその母の、それぞれの恋愛を描いたiakuには「キャスティングが的確。二人の関係の変化が味わい深く、実在の人物として感情移入した」との声が。
『怪人二十面相』をベースに、様々な江戸川乱歩作品をコラージュした舞台を見せたサファリ・Pには「乱歩の文章を通して、人間の身体の魅力がにじみ出てくる。グロテスクな気持ち悪さが素敵なものと思える世界」というコメントが。
暴力がはびこる家族経営の会社を舞台に、性同一性障害を抱える人物の葛藤を描いたももちの世界は「性同一性障害の人の心境に大きく踏み込むことで、さらに高いレベルに到達した。関西弁の台詞も心地良い」などの声が、それぞれ寄せられた。
 
これ以外にも、ベスト3には入らなかったけど高く評価された主な作品は(ユニット名50音順に表記)、劇団壱劇屋『空間スペース3D』、NODA・MAP『Q:A Night At The Kabuki』、庭劇団ペニノ『蛸入道 忘却ノ儀』など。
 

【役者部門】 
1.のたにかな子ももちの世界『カンザキ』) 
2.芝原里佳努力クラブ『夜、世界をふたりで抜け出す』) 
3.村角ダイチABCホールプロデュース『ジェシカと素敵な大人たち』)

『カンザキ』で、性同一性障害を抱える主人公を演じたのたにが、圧倒的な票を集めて初のベスト1に。「自分は男なのになぜこんな身体なのか? という絶望がリアルに伝わる。社長に対して複雑な思いを抱える様など、難しい役柄をよくぞ体現してくれた」と絶賛の声が集まった。
2位は、ラブホテルに入ったカップルの、初々しくもエロいやり取りを見せた「匿名劇壇」の芝原が、この舞台を観た人からもれなく票を集める形でランクイン。「影マイクで聴こえる暗闇でのやり取りがカワイイだけでなく、女性の本性までさりげなく伝わってくる塩梅が秀逸」と評価された。
3位は、アメリカンテイストのコメディで母親役(!)を熱演した村角。「THE ROB CARLTONの『マダム』の時より女性役のレベルがアップ。しっかりと“憧れの母親像”を体現していた」などの声が上がっていた。
 
ベスト3には入らなかったけど、高く評価された主な役者は(50音順に表記)、松たか子NODA・MAP『Q:A Night At The Kabuki』)、や乃えいじPM/飛ぶ教室『港でカモメがやすんでる日はね、千帆ちゃん』)、山田まさゆき突劇金魚『墓場のオサムと機嫌のいい幽霊』)など。


【再演部門】  
あごうさとし 音楽舞台劇『触覚の宮殿』 

syokaku


「該当作品なし」という意見が少なからずあった中、あごう自身とその先祖と見なされる貴族の、それぞれの私小説的な物語を、パフォーマンス色強く見せた舞台の再演が一位に選ばれた。「新たに荘厳な音楽を入れ、儀式的な妖しい雰囲気になったのが効果的。おもらしのシーンのリアルさを始め、より触覚を強く感じさせる舞台に進化していた」などのコメントが寄せられた。

その他に評価された再演作品は(ユニット名50音順に表記)、オパンポン創造社『最後の晩餐』、キノG-7『今は昔、栄養映画館』『眠レ、巴里』(二本立て)など。


※文中敬称略


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