2010年07月04日
2009年度下半期のBest Act
【作品部門】
1.オリジナルテンポ『喋るな、遊べ!!』
2.ピースピット『悪辣 The Dirty Play』
3.『KEBAB』
エジンバラ演劇祭でも絶賛されたという関西発のノン・ヴァーヴァル・パフォーマンスの凱旋公演が、英国での勢いそのままに(?)こちらでもベスト1に。ピースピットは、その重厚な世界観と緻密な設定に「エンタメ芝居は浅いという人にこそ観て欲しい」という声も上がっていた。『KEBAB』は観劇した人数は少ないながらも、舞台美術の面白さなどが高い評価を集めた。
【役者部門】
1.宮部純子(下鴨車窓『人魚』)
2.吉川莉早(悪い芝居『最低の夢』)
3.山崎彬(悪い芝居/『KEBAB』)
下鴨車窓を観た観客から、もれなく「あの存在感は普通じゃない!」との強い支持を受けて、宮部が順当に1位を獲得。2位はキュートさと狂気を兼ね備えた熱演が評価された吉川に。3位も劇団外のプロデュース公演ながら、悪い芝居主宰の山崎が選ばれた。同じ劇団に所属する役者の同時ランクインは異例のことで、同劇団の勢いを象徴するような結果となった。
(文中敬称略)