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2012年07月23日

2012年上半期のBest Act

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【作品部門】
1.NODA・MAP番外公演
『THE BEE Japanese Version』
2.劇団ジャブジャブサーキット
『死ぬための友達』
3.Aripe
『人の気も知らないで』

3.メイシアター☓sunday『牡丹灯籠』

※同順位の芝居はユニット名50音順で表記
 
話し合い史上最大数の公演名が上げられ、かつてなく調整に困難を極めた作品部門。特に1位は2作品での膠着状態となり、ついに初の「決選投票」を採用。その結果、6年ぶりの関西公演を実現したNODA・MAPが選ばれた。関西拠点 or 関西出身以外の劇団がベストに選ばれたのは異例のことだが「どう考えてもこれより上の作品は思いつかなかった。関西どころか、日本全体の上半期一位では」「“これ以上の物は望めない”と思った初演すらも超える舞台を作った、その計り知れなさはやはりすごい」などの強い支持もあり、最終的にはこの結果となった。2位のジャブジャブは、前回の話し合いで「アベレージ劇団」の1つに上げられたが、この作品に関しては「近年の作品の中では1つ抜けた出来。SF的な発想が、いつもとは違う形で提示された」「震災と原発事故をモチーフにした芝居は多いけど、それらの中では異色の出来。震災芝居の傑作の1つ」と、従来のアベレージを超えたと認める声が集まった。同率3位となったAripeは「カフェを舞台にした芝居の中では最高のレベル。(作・演出の)横山拓也さんは最近本当にハズレがない」、メイシアター☓sundayは「何十本もの竹を吊るした舞台をあれだけ効果的に使えた、演出力と役者力は並大抵ではない」との賛辞が寄せられていた。
 
これ以外にも、ベスト3には入らなかったけど高く評価された主な作品は(ユニット名50音順に表記)、劇団うりんこ『お伽草紙/戯曲』、男肉 du Soleil 『Kの結婚前夜』、下鴨車窓『小町風伝』、永野宗典不条理劇場『劇野郎が来る!』、ニットキャップシアター『さらば箱舟』、レトルト内閣『金色夜叉オルタナティブ』など。
 

【役者部門】
1.栗木己義(劇団ジャブジャブサーキット『死ぬための友達
』)
2.Sun!!サキトサンズ『梨の礫の梨』
2.益山寛司(劇団子供鉅人『キッチン・ドライブ』)
※同順位の役者は50音順で表記
 
作品部門では1位を譲ったジャブジャブだが、主演の栗木が役者部門1位を獲得することで、借りを返す結果になった。「これまでのジャブジャブ作品でもいい演技をしていたけど、今回は飄々とした風情が非常に生きた役だった。ラストの渋さも印象に残った」との声が。熱心なウォッチャーからは「舞台美術の技術込みで評価します(笑)」(※ジャブジャブの美術は栗木が担当)という、スタッフワークも役者が行う小劇場界ならではのコメントも。同率2位となったSun!! は「彼女の歌って踊らない役は貴重。受けの演技が意外なぐらいうまかったし、母親役もこなすなど新境地を開いた」、益山には「身体のキレがとにかく素晴らしい。ああいうドラァグクイーン的な役がハマる男優は、関西には他に思いつかない」などの意見が上がっていた。
 
ベスト3には入らなかったけど高く評価された主な役者は(50音順に表記)、大塚宣幸悪い芝居『カナヅチ女、夜泳ぐ』)、キキ花香(劇団子供鉅人『キッチン・ドライブ』)、竹田桃子こまち日和『行進曲「食卓」』)、広田ゆうみ(このしたやみ『赤い部屋』)、深谷由梨香柿喰う客『絶頂マクベス』)、松永渚メイシアター☓sunday『牡丹灯籠』)など。全体的に、女優が強い結果となった。
 
 
【特別賞】
 
元・立誠小学校の敷地を丸々利用して、コメディ芝居上演や映画上映会などを同時多発的に行った、ヨーロッパ企画主催の一大イベント。特に目玉企画「コメディ実験室」で上演された計6作品が、作品部門・役者部門両方で好意的な声を多数集めたものの、見事に6作品内で票が割れたため、いずれもベスト3入りには至らなかった。しかし「タイトル負けしない、笑いへの実験的な姿勢はさすがヨロ企と感心した」「コメディ実験室以外でも、パフォーマンスとしても面白いと思える企画が多かった」など、無冠にするにはあまりにも惜しいとの声が上がったため、急遽特別賞を設けて、そのあくなき実験的精神とサービス精神を評価することになった。
 
(文中敬称略)

 



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