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2018年08月19日

2018年上半期のBest Act


takaoka


【作品部門】
1.ITOプロジェクト『高丘親王航海記』

2.THE ROB CARLTON
『マダム』
3.トリコ・A
『私の家族』

作品部門1位となったのは、人形劇としては初のベストとなったITOプロジェクト『高丘親王航海記』。「よくこんな人形を作ったとしか思えない、ありえない人形の数々に驚かされた。夢と現実、生と死が次々と入れ替わる世界観は、人形劇だからこそ効果的に見せられた世界」との声が上がった。

2位は、近年作品部門トップ3の常連となりつつあるTHE ROB CARLTON『マダム』。「全体的にクオリティが上がり、商業演劇に近い完成度。招待状を模した公演チケットが、物語のキーになる仕掛けも憎い」などの意見が。

3位は、尼崎事件をモデルにしたドラマを見せたトリコ・A『私の家族』。「ひたすら不愉快なのに、その純度が高すぎて目が離せなくなる。真綿で首を絞められるようにジリジリ追い詰められていく感じがすごかった」と、その壮絶な世界観が評価された。

ランクインはしなかったものの、高く評価された主な作品は、城山羊の会『自己紹介読本』、劇団飛び道具『緑の花』、プロジェクトKUTO-10『財団法人親父倶楽部』など(上演ユニット名50音順表記)。


【役者部門】 
1.丹下真寿美T-works『源八橋西詰』
2.竹内宏樹ももちの世界『鎖骨に天使が眠っている』、他)
2.三上市朗THE ROB CARLTON『マダム』)
※同順位の役者は50音順で表記

役者部門1位は、自ら立ち上げた演劇ユニット・T-worksで、後藤ひろひとの名作三人芝居に挑戦した丹下真寿美が初のベストに。「脇を固める役が多い印象だったけど、中心に立ってその魅力が100%の力で発揮されていた。特に一話のコメディエンヌと二話のピュアな子どもキャラの落差がすごい」と、ぶっちぎりに近い指示を集めた。

2位は、ももちの世界『鎖骨に天使が眠っている』で主人公の同級生役を演じた竹内宏樹と、THE ROB CARLTON『マダム』で、主人公のマダムの息子で、一家の当主役を演じた三上市朗が同率でランクイン。

竹内には「突劇金魚で観た時のパフォーマンスとは全然違うのに驚いた。リアルながらも純度の高いたたずまいは、今後に大いに期待できる」。三上には「“バカかっこいい”の局地。物語全体にちゃんと“貴族感”があふれてたのは、三上さんが中心にいたことが大きい」との声が、それぞれ寄せられた。

ランクインはしなかったものの、高く評価された主な役者は、青柳いづみ(川上未映子×マームとジプシー『みえるわ』)、プロジェクトKUTO-10『財団法人親父倶楽部』)、村角ダイチTHE ROB CARLTON『マダム』)など(50音順表記)。


【再演部門】
 
匣の階『パノラマビールの夜』


panorama



新たに設けられた再演部門で初の一位に輝いたのは、「第5回OMS戯曲賞」佳作作品を20年ぶりに再演した、久野那美が率いる「匣の階」の『パノラマビールの夜』。その内容だけでなく「20年前の舞台は観ていないが、山中のビアガーデンをリアルに再現するなど、初演より明らかに精度とクオリティを上げた舞台だったと思う」と、再演の意義を評価する声に後押しされた。

その他、高く評価された主な再演作品は、劇団壱劇屋『独鬼』、ナイロン100℃『百年の秘密』など(上演ユニット名50音順表記)。


※文中敬称略
 


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